2013年3月16日 | Leave a comment ご神木を伐採するに当たり当初お祓いがあると言われていたので楽しみにしていたわけですが。 実際の現場は普通の民家の玄関先。6m程のアスファルト道路を横切る斜向かいに神社があり、鳥居までの距離は伐採木から10m程。施主さん曰く、昔は道路なんてものはなく、この木から鳥居までが一つの神社だったとのことでした。 伐採する木は「イチイ」樹齢は恐らく100年かそれ以上か、樹齢もそうだが元々は神社の中の一本であったということでお祓いをやることになったそうな。 お祓いと言っても宮司さんや神主さんが祓うのではなくその方に書いてもらったお祓いマニュアルに沿って施主さん自らお祓いをすることに。この為に書かれたかのような手書きのマニュアルを読むのですが、多分間違えていたり要所要所すっとばしたりしていました。それもそのはずお施主さん御年80近い方。こちらの地方は寒く榊がないので、ソヨゴという榊によく似た木を代用として使います。コップに水と塩を入れて、そこに榊に見立てたソヨゴをちゃぷちゃぷつけて、伐採に関わる全ての道具や人にそれをふりかけます。チェンソーが錆びるーと思っていましたが、ほんの数適掛かっただけで少し安心しました。 ロウソクの火が消えちゃうとか酒を飲むとか飲まないとかあれやこれやで無事お祓いも終えいざ伐採。ユニックで釣り上げ根元を切り離し難なく終わらすことが出来ました。