今回の現場は別荘の屋根の上に大きく覆い被さる栗の大枝の枝下ろし工事です。
樹高は20m前後でしょうか、軽井沢に多い斜面に建つ別荘の屋根ですので、木の上にいても斜面の上側を見るのと下側を見るのとで体感高度が全然違います。
屋根に掛かる枝、細く見えますが実際には38センチのバーが丁度届くくらいの太さがあります。そして栗なので重量級です。つい先日まで春風が吹いていたので揺れる中やるのか〜と覚悟を決めていましたが、工事に入ると穏やかで暖かくとても助かりました。
まずはチェンソーで切った時の切り粉や小さな枝から屋根を守る為に養生シートをかけます。実際には屋根にたっぷりと葉っぱが積もっていたので多少の枝の落下は大丈夫そうでした。なんとタラの木が屋根に生えていました(笑)
クライミングロープ・ランヤードに掴まり枝先までリムウォークします。そしてその先に、先の曲がった棒を使ってスリング(台付け)をつけます。全て吊るし切りですので、小さい破片と切り粉以外屋根に落ちる物はありません。
だんだん短くなり根元にくるほど太く重くなる、加えて屋根の真上ということで、時間はかかりますが小さく切り落としていきます。
軽井沢は丁度コブシが満開で、樹上から見る一面のコブシはまた絶景でした。