軽井沢町の由緒ある老舗ホテルの私道脇には沢山の樹木が生えております。それも太い木ばかり。クリにハルニレ、モミの木。大きくなった樹はその下層にある日陰の枝を枯らして下に落とします。
大木の枝は大きく長いため、森の中でなく人々の生活や観光道路に繋がる道上では、枯れ枝が落下する災害として大きな脅威になります。
目的の枝に登ります。10mを超えるニレの大枝です。写真では見えませんがこの枝の更に上にもセーフティーラインが付いています。
常に二本以上のセーフティーラインを設置し不意な枝折れによる墜落事故を防ぎます。
左は切り落とした直後、右は降ろした大枝の先です。
写真では判りにくいのですが、電話と光の通信線が真下にあり、ロープで吊るし切りにしますがロープを固定して切るので切り落とした時の反動が大きく、大枝といえ折れる可能性もありますのでとても気を使いました。
ロープを二本使い一気に降ろします。降ろす場所に苔が生えておりますのでシートの上に降ろします。必要に応じて更に合板等で養生します。
今回の作業は車と人の行き来が多い私道上でしたが、安全に無事完了です。
軽井沢町はこれから最盛期を迎えます。