閑静な別荘地でこれまた大きなハルニレの伐採依頼をいただきました。
写真はパノラマソフトで複数の写真を繋げてあるので規模が小さく見えますが、樹高は30mぐらいで胴回りが70cm、三股四股に分かれている大木です。
この木は、既にお施主様別荘の軒先に触っていて、木とともに家も揺れてしまっているのではないかと感じる程でした。
加えて枝直下に屋根があるため、枝先から幹まで全木ロープによる吊るし切りをおこないました。
枝下ろし
最初に全ての枝を下ろす道を作ります。上部の枝を切るのに支障になる枝を優先的に切って行きます。
枝が横に大きく張り出しているので時間がかかります。
上部の枝を切った時の写真ですが、切る前に下から見た時の長さの実に3倍以上はあります。
幹の吊るし切り
枝を全部切り終わったら次は幹を上から順に吊るし切りしていきます。
この時丁度台風の後で吹き返しの風が強く難儀しました。
ちなみに夫婦で作業しているため吊るし切りの瞬間の写真はありません。撮れません。。。
最後は玉切り整理
こちらの現場はお施主様の意向で薪にお使いなるということで薪サイズに玉切り集積いたしました。
一冬分はあろうかというぐらいの量です。計算したところ総幹材積が5.8㎥、生木比重0.95をかけて総幹重量が4.2tという結果でした。これが乾いて含水率が20%前後になっても気乾比重がまだ0.63程ありますのでそれでも3.6tぐらいになります。